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プレイステーション3オンライン専用配信タイトル
『flowery』
開発元:thatgamecompany
ジャンル:ポエティックアドベンチャー

素晴らしいゲームに出会ったので、ゲームプレイの感想を。




ゲームタイトルは『flowery』。アメリカのthatgamecompanyという会社が開発している。原題はflowerだが商標の関係で変更されているようだ。
プレイ時間は2時間ほどで、一本の映画を見たような体験だった。このゲームのジャンルはポエティックアドベンチャーだそうだが、確かに詩的な体験といえるものだったと思う。
ゲーム内容は、プレイヤーが一枚の花びらになって、大草原の中の花たちを咲かせていくことで花びらを増やしながら枯れた草原に緑を取り戻していくといったゲームだ。

本作の魅力は臨場感とストーリー展開のうまさにある。
臨場感を演出するのは、映像の美しさと音の良さである。どこまでも続くような大草原は美しく、それを照らす陽の光はあたたかい。そしてなんといっても音がいい。自分が操作する花びらの移動に合わせて風を切る音、そよぐ草の音、上空を吹く少し強い風、このゲームでは風の表現がとても重要なものであると思うが、目にみえない風を表現するための音へのこだわりが、臨場感を演出する大きな要素となっていた。環境音だけでなくBGMもとても素晴らしくステージの進行に合わせて音が重なり盛り上がるBGMは効果的だった。
また、全6ステージ+スタッフクレジットで構成されるストーリーは具体的な説明は無いが起承転結があり、序盤の美しい世界から一転、ストレスある展開を通って最後に解放感が与えられる。シンプルながらグラフィックや音のクオリティの高さからとても効果的に心に響いた。

花を咲かせる時のSEも音楽と一体になっていて綺麗だ


草原を風の音を感じながら駆け抜けるのはなぜか懐かしい感じがして、楽しいような切ないような気持ちにさせられる。暖かい陽光、風車と夕日や、夜の電飾小、嵐、と情感ある景色に心が動かされた。美しく、どこか懐かしいような世界を体験できるゲームだった。また抽象的な物語は示唆に富み人それぞれ感じるものがある、まさにポエティックアドベンチャーといえる。スタッフクレジットのステージも一つのステージとして素晴らしく良い余韻に浸ることができた。

風車と夕日の風景


このゲームはダウンロード専用タイトルで、PSstoreで800円で購入できる。サウンドトラックも300円で買えるようだ。音楽も良かったので聞いてみようかと思う。
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